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G2-1600FW

  • Moravian Instruments G2-1600FW使用メモ

直線性のテスト

室内で、直線性の調べ方の手順で行った。制御にはWinXPマシンとG2-1600に付属の制御ソフト"SIPS"を使いデータを所得した。 0.125秒から2倍系列で64秒まで露出を増やしていく。同じ露出のダークフレームも取得した。 測定には、マカリを使い、ダークを引いた画面の中央座標を中心として直径100ピクセルの平均値を使った。

linearityG2_1600.gif

テストに使用した光源は、ごく普通の室内用蛍光灯なので厳密なテストではないが、上のグラフを見ると、直線性は、どのビニングでも、上限の方は4万カウント以下で使用すれば十分実用的に使えそうである。

下限の方は、露出0.5秒以下で、ビニングする数が大きいほど直線性が悪くなっているようであるが、この原因は、CCDそのものの特性というよりは、おそらく実際のシャッター速度が短い露出時間でやや長めになるためと考えられる。しかし、この問題は、恒星の測光では、1秒以下の露出で測光する画像を得ることはないのでまず問題にならない。薄明フラット取得時も、1秒露出で撮ることが多いので問題ない。

テスト観測 

食連星AB And の測光

 Moravian G2-1600FW RcとVバンドによる観測 AB_AndBV_phase2012.png

 比較のために 2011年に行ったSBIG ST-9XEによる同じAB Andの観測 AB_AndBV_phase2011.png

系外惑星のトランジット観測

 食外(2012年11月3日)変光していない時  標準偏差0.003等=3ミリ等級を実現 WASP-33b_20121103.gif

Windows2000にSIPSをUSBメモリからインストール

USBポートの認識

 PCのフロントパネルのUSBポートに挿すと、付属のUSBメモリを認識しない(おそらくUSB1.1なのであろう)

 そこでバックパネルのUSBポートに挿すと、大容量ドライブ用のドライバーを要求された。

 WindowsUpdateも含めて探すにしたところ、無事ドライバーをインストールしてくれて、やっとUSBメモリを認識した。

 USBメモリドライブの中の install\setup.exeを実行

 SIPSをC:\Program Files\Moravian Instaruments\SIPSにインストール

次にG2-1600FWに電源を入れてUSBケーブルでPC(バックパネル側)に接続

 XPならドライバーを要求されるところだがうんともすんとも言ってこない。

 そこでコントロールパネル→system→ハードウェア→デバイスマネージャを開いてみると、不明のデバイスが黄色信号で表示されている。不明のデバイスのプロパティを開き、ドライバーの更新を行う

 場所を指定→USBメモリの

 E:\Camera System Drivers\Driver Files\g2ccd2.x86を指定すると再びエラーが出る。「このデバイスのドライバの場所を特定できませんでした。」。

「PSAPI.DLLから見つかりません」

しかしSIPSを起動するといきなりエラー

「プロシージャエントリポイントGetProcessImageFileNameWがダイナミックリンクライブラリPSAPI.DLLから見つかりませんでした。」

 googleると、これはwindows2000では、結構有名なエラーらしい。

 まず

 C:\WINNT\System32にある"psapi.dll"を"psapi_org.dll"にrenameする。

 C:\WINNT\System32\dllcachにある"psapi.dll"を"psapi_org.dll"にrenameする。

 次に別のWindowsXPパソコンの

 C:\WINDOWS\system32にある"psapi.dll"をコピーし、

 Windows2000PCの  C:\WINNT\System32にペーストする。

 また、C:\WINNT\System32\dllcachにもペーストする。 すると、同じメッセージは出なくなった

 要は古いWindows2000のpsapi.dllに存在しない機能をSIPSが使おうとしたということのようです。

今度はG2-1600用のドライバーが入らない

 10月6日  Windows2000マシンのHDDへ\Driver Filesディレクトリをコピーして、  デバイスマネージャから、「不明のデバイス」(G2-1600)のドライバーを更新しようとするが、ドライバーを認識しない。

 「g2ccd2.x86」ディレクトリィを指定するがダメで首をひねる。   結論を先に書くと「g3ccdF.x86」を指定すればすんなりとドライバーがインストールされた。   使っているのはG3ではなくG2タイプのカメラなんだけどなあ、、、>メーカーさん

悪戦苦闘の記録

10月7日  どうもWindows2000では、うまくいきそうないので、OSをLinuxに変えてみようと考える。G2-1600をサポートしているLinux上のソフトはRTS2であるようだ。取り敢えず、観測小屋にあるLinuxマシン(フリクションドライブ赤道儀を制御しているPC、ホスト名Chapek)に、RTS2をインストールしてみる。

There is an install script, which should work on Debian based Linux
distributions, and is tested on Ubuntu 11.04. After installing Ubuntu,
you just need to type in terminal:

  wget http://rts2.org/ubuntu-rts2-install
  source ./ubuntu-rts2-install

The script will install all required packages, download, compile and
install recent RTS2, and setup the system (create database,..) so you can
use the system for dummy (simulated) devices.

とあるので、その通りにwget とsourceを実行してみるが、コンパイルエラーが出てうまくコンパイルできない。

10月8日 Windows2000マシン(Host名Winndy)に手持ちのUSBメモリからDebian6をインストールすることを試みるが、BIOSからUSBメモリからのbootがうまく起動しない。

10月9日 新しい16GB容量のUSBメモリを購入してきて、bootディスクを作成してWindows2000マシンから起動しようとするが、うまくUSBメモリから起動しない。その内に、Windows2000に戻して起動しようとしても、ようこそ画面でパスワードのキーボードからの入力を受け付けなくなる。

10月10日  どうも様子がおかしいので、PCの箱を開けてみると、ものすごい発熱。電源もマザーボードもCPUチップもすべて指で触れないくらい熱い。電源を落としていないので何日もこの状態だったようだ。電源ファンも回っていない。これは熱であれこれがやられているかもしれない。 まずは電源を交換しないといけない。SFX-1209Fを書いてあるが、もう10年以上前の貰い物なので、同じ物、おなじタイプ(SFX(A))の物は入手が不可能なようだ。 そこで、ACアダプタータイプの電源(12V単一入力で、マザーボードの24ピンコネクターにDC-DCコンバータを取り付けて他の電圧も供給できる)を考える。ネットで調べてもDC-DCコンバータだけで5000円近くする。ACアダプターも含めるとかなり高価で、それよりは安い電源付きmini-ITX用PCケースを新調した方が安くつく。 一番安そうなAmazonで発注する。ついでにHP microServer(ファイルサーバ)用にRAID1を構成する2TBHDDも2台発注する(やっとタイの洪水以前の価格水準に戻ってきたようだ)。

10月11日(木)  Windosマシンの更新は、ケースが届くまでお預けなので、LinuxマシンChapekでできることを試してみよう。USBメモリからの起動は、このLinuxマシンではうまくいかない。BIOSのbootメニューにUSBFDDとUSBCD-ROMはあるがUSBメモリドライブは項目自体が存在しない。そこで、古いPCからSATA接続DVDドライブを取り出し、USB変換器で外付けCDドライブとして、CDからDebin6をインストールする。新しいOS Debian6にRTS2の指示通りにインストールしようとするがコンパイルエラーで途中でTerminal窓自体が落ちてしまう。

10月12日(金)  帰宅するとAmazonからmini-ITX用PCケースとHDDが届いている。  mini-ITX用PCケースを組み立てて、元のWindows2000マシンのM/B、HDDを移転させるが、うんともすんとも言わない。やはりマザーボード上のチップが熱でやられているようだ。くたくたになり、居眠りしてしまうので、作業は明朝に。

10月13日(土)  Debian6にRTS2の指示通りにインストールしようとするがコンパイルエラーで途中でTerminal窓自体が落ちてしまう。Debian6ではなく、RTS2プロジェクト自体がテストしたというUbuntuで試してみよう。ちょうど日経LinuxにUbuntu12.04LTSデスクトップDVDが付いていたのを利用。

10月14日(日) 

Windows7にインストール

 RTS2のインストールは一筋縄では行かなさそう。それができても操作の習得には時間がかかりそうな気がしてきた。期限が定められた試用期間なので、仕方がないのでWindowsに戻ることに。 OSとして無料で試せる「Windows7 Enterprise 90-day Trial」を試用することにする。

UbuntuライブCDからgpartedを起動して、空きパーティションを作り、WindowsインストールDVDからインストールする。 順調にSIPSもインストールできるが、デバイスドライバーが再びインストールできない。「g2ccd2.x86」ディレクトリィを指定するが、ダメで首をひねる。

以前はWindows2000なので対応していないのかと諦めたが、今度はWindows7なので 対応していないはずはない、という確信の元に、違うデバイスドライバーでも徹底的に試してみようと、「g3ccdF.x86」を指定したが、今度はすんなりとドライバーがインストールされた。

g3ccdF.infファイルをテキストエディターで開いてみると、次のような記述があり、G2タイプにも対応している様子。ディレクトリ名に誤解を生じない命名にして欲しいところ。

"G2/G3 CCD-F USB 2.0"=g3ccdf.DriverInstall, USB\VID_1347&PID_0404

 なんだ、これならひょっとしてWindows2000の場合でも同じ「g3ccdF.x86」を指定すればインストールできるのでは、、、

結局Windows2000に戻る

 10月21日 Windows2000のHDDに交換し、起動。デバイスドライバーを「g3ccdF.x86」ディレクトリに指定してインストールするとWin2000でもすんなりと成功した。  これで、以前の観測環境のまま、テストができるし、OSの無料試用期間に煩わされることもなくなる。が、今夜は体調不良、頭ががんがんして観測どころではない。天候も湿度が高く透明度が悪い、今夜は早めに寝て明日以降の晴天に掛けることにする。

蛇足:Windows XPでも試す

 Windos2000に戻る前に、WindowsXP Pro(無印=SP0? 最初期のバージョンのインストールCD)でも試してみようとしたがOSインストールに失敗し諦めた。SP2なら問題なくインストールできれるはずだが、SP0ではSATAインターフェースしか持たないマザーボードに対応していないのだろう。使おうとしたマザーボードはインテルD945GCLF2(Atom330 CPU)。

ST-8XEとの比較

USB2.0なのでダウンロードが早い (1secフラット30枚取得時間を示す)

ペルチエ2段冷却なので冷却がよく効く  外気温-50℃

付属のCCD制御ソフトSIPSについて

観測時は画像情報の表示をONに

メニュー Tools→Image and PixelInfo...を表示させておくほうが星や空のカウント数がすぐわかるので便利です。また、その最下段にある"Show pixel pop-up"にチェックを入れておくと、画像上のカーソルのすぐ側にピクセル座標と値が表示されて便利です。

FITSヘッダーに、使ったフィルター名が記録されない

 メニュー Tool → New FITS Header でダイアログボックス表示  ボックスの中の FILTER にチェックを入れることで記録される(その他ほとんどの項目にチェックを入れておく方がよい。情報が多すぎて困ることはない)

フィルター名の編集

 "g3ccd.ini"ファイルにデフォルトの名前が書かれてあるので、それをテキストエディターで編集すると良い。(Moravianサイトからダウンロードできる"gxfw.exe" でフィルター名の編集ができるらしいが、私が試したところではうまく起動しなかったので、直接iniファイルを編集した)  


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Last modified:2012/11/10 12:57:47
Keyword(s):[Moravian Instruments] [G2-1600FW]
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