CCD測光の精度を向上させるために

   -小型望遠鏡と小型冷却CCDカメラを使って-

大島 修 mail address
New! 「恒星変光現象への高精度測光の適用」2008年連星変光星低温度星研究会集録
New! Rubyで望遠鏡を制御する−TheSky6のOLE(COM)オブジェクトを使って−
New! RubyでFITSファイルを操作する
Orion製 StarShoot AutoGuider オートガイダーのテスト
最近の観測小屋の風景
系外惑星のトランジット観測の具体的な方法 「星ナビ」2004年9月号用元々原稿(PDFファイル)
ミリ等級代の高精度測光の方法 抄本 連星/変光星ワークショップ2004発表(PDFファイル)
ミリ等級代の高精度測光の方法 正本 連星/変光星ワークショップ2004発表(HTMLファイル)
系外惑星 HD209458b のトランジット の検出に成功(2004年7月14日 10cm f/4 + ST-9XE)
台風16号による被害(2004年9月5日)
再建 スライディングルーフ(2006年11月)

0.0  冷却CCDカメラによる天体の測光観測 入門  CCD測光の入門 英文ですがよいテキストを見つけました
1.0  このページについて   【ご注意】議論の前提条件:アンダーサンプリングと表面照射型CCD
1.1 ピントと測光精度   -ピントを正確に合わせると測光精度は悪化する!-
  1.1.1 まず論より証拠 実際の測光データをご覧下さい
  1.1.2 ピントを合わせると位置測定(重心検出)も不正確になる
  1.1.3 ピクセルの中心は感度が低い
  1.1.4 なぜそんなことが  −表面照射型CCDの問題点−
  1.1.5  解決策:ピントを外すとよい。 どの程度?

1.2      カウント数と測光精度
  1.2.1  まずは光子統計と測光精度−カウント数は1000,000以上を目指そう−
  1.2.2  露出時間と測光精度-シーイングによるゆらぎ-
  1.2.3  比較星の選び方が測光精度に影響する

1.3      直線性、ダイナミックレンジと測光精度

1.4      明るい星の測光観測 (結論を急ぐ方はここをご覧下さい)
1.5      暗い星の測光観測  -Sky Limited Photometry-

2.       測光システムとフィルター・標準星
3.       1次処理-バイアス補正・ダーク補正・フラット補正
   3.1     バイアスとは
   3.2     ダークカウントとその補正
   3.3     フラットフィールド
   3.3.1     フラットフィールディングの原理
   3.3.2     フラットフィールドの取得方法
   3.3.3     フラットフィールドの処理
   補遺   ダークフレームの再現性について
4.       自分の使っているCCDの特性を知ろう
  4.1      直線性の調べ方
   4.2      AD変換単位の調べ方
5.         測光精度とは
   5.1      測光誤差の要因と誤差の評価

<資料編>

R-1. mv=0mag の星から来る光子数

R-2.空の背景光の明るさ

<付録>
A-1 AIP4WINを使った自動処理

A-2 「5%は、等級で表しても0.05等」と言って良いか

A-3 ユリウス日の太陽中心補正 Helocentric Julian Day

A-4 大気減光の補正 Correction for Atomospheric Extinction Day