空の背景光の明るさ
R-2.空の背景光の明るさ
適当に光害のある地方都市での観測を念頭において、日本の夜空の明るさを見積ってみる。 まず測定データのある夜空の明るさとして、マ ウナケアでの値は
Sky Background | Approx Nights | Sky Brightness |
---|---|---|
Category | 月齢 | V-band(mag/arcsec2) |
darkest | =< 3 | 21.3 |
dark | =< 7 | 20.7 |
grey | =< 11 | 19.5 |
bright | =< 14 | 18.0 |
となっている。 私自身の1999年6月の経験ではマウナケア中腹のハレポハクで、月齢14で 3〜4等の星が見えていたので、少し光害のある地方都市(肉眼で3〜4等 程度の星が見える観測サイト)で V=18.0[mag/arcsec2]程度と見るとよいだろう。
背景光の実例
V=18.0[mag/arcsec2]程度の空の下では
D=10cm f=1000mm望遠鏡に20μm□のピクセルを持つCCDをつけた場合 1ピクセルの視野は
(20e-3/1000)*180*60*60/3.14=4.1sec 星像を25ピクセル(5x5)にぼかした時に星に重なるスカイ成分は 4.1*4.1*25*0.4=168 約200[count/sec] 100ピクセル(10x10) 4.1*4.1*100*0.4=672 約700[count/sec]
D=10cm f=500mm望遠鏡に20μm□のピクセルを持つCCDをつけた場合 1ピクセルの視野は 8.2secなので、
星像を25ピクセル(5x5)にぼかした時に星に重なるスカイ成分は 8.2*8.2*25*0.4=672 約700[count/sec] 100ピクセル(10x10) 8.2*8.2*100*0.4=2690 約2700[count/sec]
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