sextractor
Sextractorは、天体画像から天体のカタログを作成してくれるソフトです。http://www.astromatic.net/software/sextractor
1. まず、インストール
使うOSは、Ubuntu10.10とします。上記URLからダウンロードしても良いのですが、最新のバージョンをソースからインストールしコンパイルしようとすると、FFTWが倍精度でないだのいろいろと難しい問題が多いので、UbuntuのSynapticで"sextractor"を検索しインストールしました。バージョンは2.4.4-1とやや古いのですが、いろいろなパラメータファイルやフィルターファイル類も/usr/share/sextractor/ひと通りインストールしてくれるので助かりました。 以下は、http://subarutelescope.org/Observing/DataReduction/mtk/subaru_red/SPCAM/autumn07/photom.txtを参考にしました。
2. 設定
(1)作業用ディレクトリを作る。
$ cd (私の作業ディレクトリ) $ mkdir sextractor $ cd sextractor
デフォルトファイルとガウシアンフィルターのコピー
$ cp -p /usr/share/sextractor/[dg]* .
マニュアルは http://www.astromatic.net/software/sextractor のユーザーズマニュアルを読む。
(2) 動作確認 仮に適当な天体画像ファイル"testimage.fit"が同じディレクトリにあるとする
$ sextractor testimage.fit
test.cat が出来る。
(3)調整 ・バックグラウンド ・convolution filter ・threshold(敷居値) を以下のように調整する。
3a バックグラウンド (cf. マニュアル 6.1.1)
設定ファイル中の BACK_SIZE, BACK_FILTERSIZE を調整します。 まず、デフォルトの設定ファイル default.sex をback.sexというファイルに別名でコピーする。
$ cp default.sex back.sex
この back.sex を vimで編集。 以下になるように該当行を変更。
==(back.sex) CHECKIMAGE_TYPE BACKGROUND DETECT_THRESH 100. ANALYSIS_THRESH 100. CATALOG_TYPE FITS_LDAC PARAMETER_NAME back.param ==
次に back.param を作成する。
% echo NUMBER > back.param
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